日めくりめくり忘れ2015年02月01日

2月です。よ。

今日から2月。だ!
と思いながら起きて台所へいって電気ポットでお湯を沸かして、
朝の家事を粛々とこなし、
洗濯物を干したところでコーヒーもう一杯♪と思って台所へ行き、
ああ!
今日もまた朝一でめくるのを忘れていた!と思いながら、
日めくりカレンダーをめくりました。

2月1日。日曜日。(日曜なので赤文字)


今年は日めくりカレンダーを用意しました。
日々。一日一日。を、噛みしめて過ごしましょ。と思って。
そして朝一番に立つ台所の冷蔵庫のドアにつるしました。

が、
このひと月、
朝一番にカレンダーをめくったのは2・3日。あったかしら…?なことに。
ひどいときは3・4日めくり忘れてまとめて千切ったりしましたよ。
夕食の仕度の頃にめくるのはまだいいほうで、
寝る前に気づいて「今日中やからセーフ!」とか呟いて千切ったもしてるしね。

日めくりカレンダーとの相性はよくないのかもしれん…。
と思いつつ、
2月が始まりました。


寒いのはまだまだ。で、
東京は一昨日朝から雪が降り積もりました。
それでも夕方近くには雨になり、
昨日はもうとけていました。

で、ふと思って三鷹散歩にでかけました。

実に3年ぶりの三鷹です。

急な思いつきだったので、
気になるお店の近況情報をチェックせずいきなり歩いてみたのですが、
ずいぶん様変わりしていました。
変わらないお店もありましたけど、
変りようの激しさに、茫然と立ち止まったりもしました。

3年…。って、長い年月なのね…。

写真は懐かしい上水べり。
風が吹き抜けてすっごい寒いのも懐かしかったです。


その三鷹散歩での収穫はこちら(↓)
 『新編 村里を行く』宮本常一 未来社 
  1961/9/10 第一刷発行 函入り

私が生まれる前に出た本です。

定価 四五〇円

とあります。

古書店の棚の前で慎重にめくってみたら、
目次に「出雲への家族旅行」とあり、
読み出したら没頭してしまいそうになったので、
いか~ん!と我に返ってお買い上げ。

900円也。


それで家に帰ろうと電車に乗ったけど、
またまたふと思うところあって途中下車。
初めて入ったお店で話し込んでしまい、
そこで聞いたとある作家さんの情報に大興奮!
その情報が私をこのお店に呼んだのかも~とまで思いましたよ。


街を歩くといろいろあるのねぇ。。。

今更だけどあらためて思ったのでした。



朝一で日めくりカレンダーをちゃんとめくること。
面倒くさがらず、街散歩に出かけること。

を、今年の目標にしようと決めた2月1日です。
 


趣を生かしながら2015年02月08日

先月のことですが、
吉祥寺・トムズボックス+Galleryで、
「長新太 絵本原画展『みんなでつくっちゃった』(大日本図書)」をみました。

1974年の絵本で、
森に落ちていた新聞で動物たちがいろんなものを作っています。

原画は新聞紙のコラージュ。
使われている新聞の記事を拾い読みすると、
もう一味深い面白さがあります。

会場には、昨年出たばかりの復刊絵本が販売されていたので手にとって開いてみました。

原画を前に絵本を読む贅沢…。
に感激しつつ浸って読みました…。
が、ふと、
もとの絵本はどんなやったやろ?と思いました。


復刊絵本の奥付に
 “本書は、1974年大日本図書から発行された「みんなでつくっちゃった」を当時の趣を生かしながら装丁をしなおし復刊しました。”
とあり、
「趣を生かしながら」ってどういうこと?と思いましたし、
なにより、
復刊本のページ空間の間延びした感が気になったのです。

その後、
もとの絵本のサイズはもう一回り小さかったはず。
という話を聞き、
新旧見比べてみようと思いました。



図書館で蔵書検索すると、
もとの絵本は保存庫にあり、
復刊絵本と一緒に借りることができました。


そしたらやっぱりサイズが違いました。(写真↓)
(左:1979年第5刷発行 
    右:2014年復刊第1刷発行)

新聞紙の色も違いました。(写真↓)


面白い…。


絵本の大きさ形って、
昔からいろいろあって、
絵本を手に持って開く面白さ楽しさの一つと思っています。


小さな絵本は一人でこっそり読める感があるし、
大きな絵本はみんなで一緒に読むのも楽しそう。

実際、
読み聞かせ(という言葉は使いたくないのですが)を強く意識して作られている絵本はたくさんあるし、そういう工夫をしている作り手さんのお話もよく聞きました。


この新旧絵本の違い。
に、どんな理由があるのかは知らないけれど、
きっと、いろいろ考えられたんやな…と思います。

それが「趣を生かしながら」という事なんでしょう。

そして、こんなふうに大切に復刊された絵本は幸せと思います。


その価値も意味もある絵本と思うし、
長さんってすごい!すごすぎる!とあらためて。



こんな絵本、
今は誰も作らないし、出さないだろな…。




一見さんいらっしゃい2015年02月22日

この頃、
一人で街歩きをするようになりました。

ネットで触れた情報を頼りに、
初めてのギャラリーとか、
初めてのギャラリーカフェとか、
初めてのギャラリー雑貨店とか、
初めてのギャラリー古書カフェとか。

つまりは、
ギャラリーを覗いて歩いているんです。


ギャラリーからしたら一見さん。ですね。私。


それでも、
だいたいのギャラリーがウエルカムに受け入れてくれるので、
初めて知る作家さんの作品を興味深く拝見し、
時には作家さんから制作秘話やら創作エピソードが聞けたり、
ギャラリーのオーナーさんと旧知の仲のように話し込んだり、
して、
出かければ出かけたなりの楽しさを味わっています。



写真はそんな街歩きで買った、
若い職人さん作(店主さん説明)の雛人形の右大臣さんと左大臣さん。

お内裏さまとお雛さまと、
三人官女もいらしたけど、
迷いに迷ってそちらはまたの機会に…としました。



別のギャラリー雑貨店では、
ディスプレイ用と思ってた絵本が、
版元直仕入で販売しているとわかったり。
して、
そういう話を聞くのも面白いです。



中には、
ネットの写真うつりが良過ぎてるね……と思う作品や、
お店もあったりしますが、
それも出かけてみないとわからないことですから。。。と思うようにしています。


それにしても、
今時のお店はネット(SNS)の発信力が凄いなと、
ほんとに思います。



常連さんにだけに向けての発信のつもりでも、
いろんな人が受信してるから。

だから私のように、
ネット(SNS)見てやってきた一見の客にも優しくしてくれると嬉しい。

また行ってみようと思えます。



ぶらり街歩き。

ぶらり飲み歩き…は、
も少し元気復活したらのお楽しみにしておきます。

ブックマーカー(栞)好き!2015年02月26日

旅行のお土産にブックマーカーをもらいました。(写真↓)

一瞬、耳かき?と思うような写りですが、
使用するとこんな感じ。(写真↓)
 

 『ありふれた祈り』ウィリアム・ケント・クルーガー
             宇佐川晶子/訳 早川書房 2014/12


ブックマーカーの飾りが、
背表紙の飾りのようになります。

そしてその使用感がとてもよろしいのです。

はずさずに、そのまま本読みをしても邪魔になりません。
本を閉じるタイミングで挟み直すだけなので、
栞付きの単行本のようなのです。


本読みに栞は必需品です。

いろんなタイプ・デザインの栞を持っていますが、
ほとんどがページに挟むだけのものなので、
はずした栞をよく行方不明にしてしまいます。

毎晩のようにやっている寝る前の布団の中読書で、
さぁ、寝よ!と思って栞を挟もうと、
置いたはずのあたりを見ても栞がなくて、
???と探して探して、
それでもみつからなくて起きて布団から出て探す…ということもあります。

急いで本を閉じたいのに栞が見当たらないときには、
ティッシュペーパーを挟んだり、
チラシを千切って挟んだり…なんていうことも。

だからといってそれがストレス!なんていうことはないのだけど、
こういう使い勝手のいい栞(ブックマーカー)を持つと、
もうね、
それを挟んだ本の姿も美しく見えて、
本読みが更に楽しくなるから不思議!

ちょっと長いかな?と思ったけど、
文庫本にもちゃんと収まります。


読書って地味目ですけど、
こういう楽しみもちゃあんとあるんです。

ささやかなことですけどね。
案外重要。