薬のこと。その後…2019年08月25日

先日、病院の日でした。

そこでお医者さんから、
薬を一つやめましょうと言われました。

「えっ?」

という表情でぼんやりしていたら、
「そのために前回薬を減らしたから…」と続けて言われました。

「薬を減らして、なにか変化がありましたか?」
「…いえ…」
「じゃあその薬はやめましょう。」


そんな感じで薬が一つなくなりました。


そういわれれば確かに前回、
薬を減らしていきましょう…と聞いていたけど、
もうしばらくは1個飲みが続くのだと思い込んでいたので、
すごくびっくりして、
そしてもちろん嬉しかったです。


毎回薬は、次の予約までの3ヵ月分をもらっています。
その量はなかなかのものでした。

なので私はそれを一週間分だけに分けて、
専用の容器を決めて、
そこに入れて日常的に目につくところに置いています。

月曜日から日曜日までの七日間。
残りの数と曜日で飲み忘れているかどうかもわかるようにしました。

そして日曜日の夜に、
来週一週間分の薬をまた入れておきます。

その薬が一種類減って、
思っていた以上に気持ちが軽くなってきました。


あれから数日。
薬を朝に飲んで、
飲み忘れることも、
そのことを心配するようなこともなくなってきました。


が、
昨日の夜はちょっとバタバタしました。

夕食を外でとって帰宅した後、
ふと、
薬を飲まなきゃ!と思いました。


薬を飲むことを思い出して良かった…忘れていなかった…。

などと思いながらコップに水を入れて、
薬の容器を開けました。
そしたら薬が各種1個ずつしかありません。

??
あれ?
今日は、日曜日?
いや…違うはず…。
と混乱し、カレンダーや手帳を見たりして、
今日は土曜日だと確認しました。

それでなんで薬がないの?

しばらく停止しました。


ぁぁ?
ああ!

夜に飲む薬は3ヵ月も前になくなっていた…。
そしてその薬も今回はもうなくなっている!

と思い出しました。
だから夜に飲む薬はないんだ…と、
なんだかやっと気づけて落ち着きました。



でもね。
「忘れなくて良かった」っていうその時の気持ち(ちょっとウキウキしているような…)と、
自信満々でコップに水を入れたときのコップの様子、
が、消えないのです。


まだ、
今になっても、
不思議なぐらいはっきりと覚えたままでいます。



なんなんでしょうね。
考えてもわかりません。

電話、ありがとう。2019年07月20日

こんにちは。


すごい久しぶりに電話で話した人から、
私の話し声が良くなったと聞きました。

「なにが違うのかなぁ…」

と言いつつ、
それでもはっきり確かに良くなっていると言ってくれました。

私は、自分では自覚できていませんでしたが、
ふいに聞いたその言葉がとても嬉しくて…。
嬉しくて。
思い出すと今も嬉しいです。



それは、私が失語症のリハビリをしている人と話しているとき感じることでもあります。
前回話したときより良くなっている!と思うのです。

そして、そのことを私は繰り返し相手に伝えています。



私は失語症ではありませんが、
言葉が出なかったり出にくかったりはあるので、
そんなふうに、
「良くなった」と言ってもらえると自信につながります。

しかも電話で!

だって電話って伝わるのは声だけですもんね。



実は電話には苦手意識がありました。
特に、退院したばかりのときはそうでした。

かかってきた電話に出るのはそうでもないけど、
自分からかけるときは、
何が言いたいのか、
どう伝えるのか、
を、よく考えていました。

考えて、
メモに走り書きとかしていたなぁ…。
(あっ、これは今もしますね。でも今は単語だけだったりですね)


電話って一大行事だったのかもしれません。


そう思えば最近は、
電話にそんな注意することもなくなってきているのかも…と思います。



ああ!
そんなことも一緒になって、こんなに嬉しいのかもしれません。

もう七夕2019年07月07日

7月ですね。

そして今日は七夕。
  ………早いです………。



先日(といってもひと月以上も前ですが)、
定期的に通っている病院で薬が減りました。
朝と夜に飲む薬が朝だけになりました。

話を聞いてびっくりしました。

そんなことがあるのか!

と思いました。

冷静に考えたら、
ちょっとずつ良くなっているってことなんだ…な!
となって、
その後はにまにま喜んでいます。


夜に飲む薬がなくなったのは大きな変化でした。

夕食後の緊張感(というほどのものではないのだけれど)もなくなり、
すっかりリラックスできています。
薬を飲んでいたときは、
飲み忘れに注意していて。
特に、外で食べるときは忘れることがありましたので、
その心配がなくなったのも大きな変化でした。



良くなっていると同時に、
障害(記憶障害)をはっきり自覚することもあります。

やっぱり覚えていない…ということがわかります。

覚えよう覚えよう…と意識していたこともすっかり忘れてしまっています。

発病前は、
一つ何かがわかればその周辺のことも思い出していたばずだったのに、
今は、それでも何も思い出せないことがあってびっくり……というか、そうか、そういう障害なんだな…と理解するようにしています。



思い出すこともあります。
忘れずにいることもあります。

その違いはわかりません。
まったく…。



何かをきっかけに思い出すことがあります。

今は七夕です。

私の七夕は8月です。
小学生のころ、近所の公民館で七夕祭りをやりました。
夏休みになると毎日のように集まって練習をしました。
その記憶が私にやってきています。

その思い出話を数日前にしたら、
聞いていた人がすごく驚きました。
8月に?七夕を?と。

そのことは忘れていません。

忘れるどころか、
思い出がよけいにやってくるようです。

休館2019年05月14日

5月ですね。

毎年恒例のゴールデンウイークも、
今年は10連休だったらしいのですが、
我が家には関係なく、
淡々と、過ごしました。


この頃は次々と花が咲いてきていて、
外を歩くのが楽しいです。

そのうち暑さにへたれてしまうのでしょうけど、
今はまだ大丈夫。

大好きな季節のなかにいます。


でも精神的にはちょっと沈んでいます。


なんでかなぁ…と考えたりします。


もしかしたら、
足しげく通っていた図書館が長期休館に入ったこととか関係しているんじゃない?
と思いました。

そういう何でもないようなことが、
実は結構大きな理由になっていたりして…。


まぁ、他にもいくつか思い当たることはあるのだけれど、
それは相談できているし、
でもまだ結論は出てないけれど…どうにかなるでしょ!
とは思えているし………。

それなのにここまで気が晴れないのは、
やはり休館だからかな…………。


時々行っていたお店が閉店したり、
なんだか寂しい春を過ごしています。

新宿御苑2019年04月13日

こんにちは。
すっかりお久しぶりです。

もう4月ですね。
桜やチューリップが咲いて賑やかな季節となりました。


その間、何をしていたかというと、
病院へ行ったり、
ボランティアの連絡会に行ったり、
それからそう!舞台にも立ちました。

そして約束をして出かけていました。


先日は新宿御苑へ。

もう何度も行っているのですが、
一人で現地へ行くのはちょっと自信が持てず、
新宿駅で待ち合わせてもらいました。

新宿御苑って広くてどっかあんとしている印象があったのですが、
その日は入場者が多くて、
グループがたくさんで、
外国の人がとても多くいらっしゃいました。


桜がきれいでした。

あっちでもこっちでも、桜の木を写真に撮る人たち。
新宿御苑って桜の名所だったんだなぁって実感しました。


以前来たときにこの景色を見たかな?
見たような気がする…。
そんなことを考えながら歩きました。
が、
正直いうと、よくわかりませんでした。

これまでに出かけた先の、
あちらこちらの景色がごっちゃになっている感じなのでした。


一緒に歩いていた人が「母と子の森」へ行こうと言っていました。
でも一回りした後でどこだったかなぁ…となり、
夕暮れにもなってきたのでこのまま外へ出ようか…と出口方向へ歩き始めました。
そうしたら「こっちだ!」と声が聞こえ、
その場所の見当がついたようでした。

いよいよおすすめの場所なんだなぁと思っていたところ、なんと、そこはどこだったか知りたくて…でもわからなくて…となっていた場所だと気がつきました。



退院後、誰かとここに来て、
その不思議でユニークな姿を写真に撮っていたのですが、
それがどこだったのかわからなくなっていたのです。

今回載せたのはその時の写真です。
それをその場でも見て、
同じだねぇ!と確認しました。


そうか新宿御苑に来ていたんだ…。

今もちっとも思い出せませんが、来ていたことは確かなようです。


そんなことがよくあります。
ここはどこ?と思うことはしばしば。
その都度、ここは〇〇。と私の中で答えます。