最後のお客さま ― 2011年12月26日
そんなわけで、
りとるの店舗営業が終了しました。
(詳細はりとるHP http://ritoru.jp をご覧ください)
私は、最後のお店番が終わったあとは、
最終日までお店に行きませんでした。
その間、実にたくさんの人が、
ほんとうに、たくさんの人が、
お店にいらして、
そして、
本を買ってくださったと聞きました。
きっと、
そういうことになるんだろうなと思っていましたが、
実際、そうだったと聞くと、
りとるが、
どれだけ多くの人に愛されていたお店であったのか、
あらためて実感することができました。
と同時に、
複雑な思いも抱きました。
でもまぁ、
もう、
しょうがないことです。
私の最後のお店番は12月の前半でしたので、
お店が閉じることを知らない人や、
たまたま前を通ってふらりと入ってきた人も多くいました。
もちろん事情を知って、店長さんに会いにいらした方もいて、
そんなお客さまには、
店長不在で申し訳ないです~。と思うばかりでした。
そんな中、
とても印象に残ったお客さまと出会いました。
その人は、60代半ばぐらいの女性で、
自転車をお店の前にガタガタと止めると、
まっすぐお店に入り、そのままレジ前まで来て、
「テレビで観たんですけど…。その絵本、あります?」と聞かれました。
テレビ。
で観た。
とは????
詳しく聞くと、
どうやら外国の絵本で、
花いっぱいの庭に犬がいて、
四季折々の暮らしが描かれている絵本。
ということがわかりました。
そしてそれをテレビで観た?
ということは…。
それってもしかして!
と、思い当たる絵本が頭に浮かんできました。
それはりとるでも人気の作家さんで、絵本もたくさん出ています。
以前から数冊は在庫があったはず…と、
いつもあった棚を探しますが見当たりません。
お客さまは「また今度来たらあります?」と聞かれるのですが、
その「今度」のときにはもう、りとるのお店はないかもしれないので、
「お急ぎなら、大きな書店で探された方が確実かもしれません」
と伝えることしかできませんでした。
お探しの絵本をお渡しできず申し訳ないです。
と言いながらお客さまを見送り、
ああ残念!と思いつつレジに戻る途中、
これまでは外国の昔話絵本があった棚の隅に、
見覚えのある絵本の背が目に入りました。
あら?と思って取り出すと、
探していた絵本ではありませんか!
あら!これこれ!!と思って外を見ると、
さっきのお客さまが自転車の前かごに鞄を入れているところでした。
慌てて外に出てお客さまを呼び止め、
手にした絵本を見せて、
「もしかしたらこの絵本じゃないですか?」と聞きました。
そして二人で一緒にお店に戻ると、
お客さまはじっくり絵本を開いて見ていかれました。
それから、
「ああこれです。これこれ!」と言われるのを聞いて、
私も喜びました。
繰り返し「テレビで観たのと同じだわ~」と話されるお客さまと二人で、
しばらくそのまま絵本を眺めました。
そして最後のページまでゆっくり見終わると、
「じゃあ。これを買います」と、絵本を渡してくれました。
「こちらは、プレゼント用に包装しますか?」と聞くと、
「あっ!まぁいいえ、違います」という返事でした。
それで包装はせずにりとるの袋に入れてあらためてお渡しし、
代金を受け取ったとき、
「この絵本、私用なの」と話されました。
「テレビを観ていたらすごく欲しくなってね。このお店にはあるかなぁって思って。ここも初めて来たのよ。
私、自分のために絵本を買ったのも、これが初めてなのよ!」と。
とてもとても嬉しそうな笑顔で話してくれました。
ああ、いいなぁ。
そして、その絵本をちゃんと渡せてよかったぁ~!と、
私もとても嬉しく思いました。
「これからもまたご自分用の絵本をみつけてくださいね」と言うと、
「そうね。楽しいわね」と言ってくださいました。
そんなお客さまと絵本の出会いの場に立ち会うことができ、
私の最後のりとるのお店番は、
とてもいい思い出をもらって終わることができました。
ほんとうに、今も思い出すと嬉しくなる、楽しいやりとりでした。
そんな思い出がたくさんある、りとるのお店の看板(写真)に、
灯りがともることはもうありません。
でも、
たくさんのお客さまと手渡せた本のことを思い出すたびに、
りとるの看板は、
私のココロの中にまたともるのだろうと思います。
21年間、開いていたりとるのお店。
私は、その半分ほどの時間を、
最初はお客さんとして、
それから読書会の参加者として、
そして、
お手伝いスタッフの一人として、
お店に通わせていただきました。
いろいろありましたね。
面白かったです。
ありがとうございました。
りとるの店舗営業が終了しました。
(詳細はりとるHP http://ritoru.jp をご覧ください)
私は、最後のお店番が終わったあとは、
最終日までお店に行きませんでした。
その間、実にたくさんの人が、
ほんとうに、たくさんの人が、
お店にいらして、
そして、
本を買ってくださったと聞きました。
きっと、
そういうことになるんだろうなと思っていましたが、
実際、そうだったと聞くと、
りとるが、
どれだけ多くの人に愛されていたお店であったのか、
あらためて実感することができました。
と同時に、
複雑な思いも抱きました。
でもまぁ、
もう、
しょうがないことです。
私の最後のお店番は12月の前半でしたので、
お店が閉じることを知らない人や、
たまたま前を通ってふらりと入ってきた人も多くいました。
もちろん事情を知って、店長さんに会いにいらした方もいて、
そんなお客さまには、
店長不在で申し訳ないです~。と思うばかりでした。
そんな中、
とても印象に残ったお客さまと出会いました。
その人は、60代半ばぐらいの女性で、
自転車をお店の前にガタガタと止めると、
まっすぐお店に入り、そのままレジ前まで来て、
「テレビで観たんですけど…。その絵本、あります?」と聞かれました。
テレビ。
で観た。
とは????
詳しく聞くと、
どうやら外国の絵本で、
花いっぱいの庭に犬がいて、
四季折々の暮らしが描かれている絵本。
ということがわかりました。
そしてそれをテレビで観た?
ということは…。
それってもしかして!
と、思い当たる絵本が頭に浮かんできました。
それはりとるでも人気の作家さんで、絵本もたくさん出ています。
以前から数冊は在庫があったはず…と、
いつもあった棚を探しますが見当たりません。
お客さまは「また今度来たらあります?」と聞かれるのですが、
その「今度」のときにはもう、りとるのお店はないかもしれないので、
「お急ぎなら、大きな書店で探された方が確実かもしれません」
と伝えることしかできませんでした。
お探しの絵本をお渡しできず申し訳ないです。
と言いながらお客さまを見送り、
ああ残念!と思いつつレジに戻る途中、
これまでは外国の昔話絵本があった棚の隅に、
見覚えのある絵本の背が目に入りました。
あら?と思って取り出すと、
探していた絵本ではありませんか!
あら!これこれ!!と思って外を見ると、
さっきのお客さまが自転車の前かごに鞄を入れているところでした。
慌てて外に出てお客さまを呼び止め、
手にした絵本を見せて、
「もしかしたらこの絵本じゃないですか?」と聞きました。
そして二人で一緒にお店に戻ると、
お客さまはじっくり絵本を開いて見ていかれました。
それから、
「ああこれです。これこれ!」と言われるのを聞いて、
私も喜びました。
繰り返し「テレビで観たのと同じだわ~」と話されるお客さまと二人で、
しばらくそのまま絵本を眺めました。
そして最後のページまでゆっくり見終わると、
「じゃあ。これを買います」と、絵本を渡してくれました。
「こちらは、プレゼント用に包装しますか?」と聞くと、
「あっ!まぁいいえ、違います」という返事でした。
それで包装はせずにりとるの袋に入れてあらためてお渡しし、
代金を受け取ったとき、
「この絵本、私用なの」と話されました。
「テレビを観ていたらすごく欲しくなってね。このお店にはあるかなぁって思って。ここも初めて来たのよ。
私、自分のために絵本を買ったのも、これが初めてなのよ!」と。
とてもとても嬉しそうな笑顔で話してくれました。
ああ、いいなぁ。
そして、その絵本をちゃんと渡せてよかったぁ~!と、
私もとても嬉しく思いました。
「これからもまたご自分用の絵本をみつけてくださいね」と言うと、
「そうね。楽しいわね」と言ってくださいました。
そんなお客さまと絵本の出会いの場に立ち会うことができ、
私の最後のりとるのお店番は、
とてもいい思い出をもらって終わることができました。
ほんとうに、今も思い出すと嬉しくなる、楽しいやりとりでした。
そんな思い出がたくさんある、りとるのお店の看板(写真)に、
灯りがともることはもうありません。
でも、
たくさんのお客さまと手渡せた本のことを思い出すたびに、
りとるの看板は、
私のココロの中にまたともるのだろうと思います。
21年間、開いていたりとるのお店。
私は、その半分ほどの時間を、
最初はお客さんとして、
それから読書会の参加者として、
そして、
お手伝いスタッフの一人として、
お店に通わせていただきました。
いろいろありましたね。
面白かったです。
ありがとうございました。
ビビがいます ― 2011年11月16日
ばたばたと、
りとるの店番に入っていました。
きのうとおとといと、さきおとといの前の日に。
りとるには、ビビがいました。
レジから店の外を見るとビビと目が合います。(写真)
「ビビ、こんにちはぁ~」
「あっビビだぁ!」
「ビビ、バイバイ~」
そんな声がして外を見ると、
小さな子がビビをなでています。
ビビはすっかり、りとるの看板猫になってますねぇ。。。
お店にも入って本を見ていってぇ~。と思いつつ、
子どもたちが、
ビビに話しかけては通り過ぎていくのを何度も見送りました。
そろそろ、
サンタさんにプレゼントをお願いする季節ですけど、
本を願う子って、いるのかしら。
私は、
りとるにある、あの棚のあの本を、
セルフサンタで私に贈ろうかどうしようか、
本を眺めることを繰り返しながら店番をしていました。
クリスマス。
まで、
まだ、
すこし、
時間が、
あります。
けど。
ね。
りとるの店番に入っていました。
きのうとおとといと、さきおとといの前の日に。
りとるには、ビビがいました。
レジから店の外を見るとビビと目が合います。(写真)
「ビビ、こんにちはぁ~」
「あっビビだぁ!」
「ビビ、バイバイ~」
そんな声がして外を見ると、
小さな子がビビをなでています。
ビビはすっかり、りとるの看板猫になってますねぇ。。。
お店にも入って本を見ていってぇ~。と思いつつ、
子どもたちが、
ビビに話しかけては通り過ぎていくのを何度も見送りました。
そろそろ、
サンタさんにプレゼントをお願いする季節ですけど、
本を願う子って、いるのかしら。
私は、
りとるにある、あの棚のあの本を、
セルフサンタで私に贈ろうかどうしようか、
本を眺めることを繰り返しながら店番をしていました。
クリスマス。
まで、
まだ、
すこし、
時間が、
あります。
けど。
ね。
秋の陽はつるべ落とし ― 2011年10月05日
昨日から始まりました。
「賢治童話における電気についての考察」 (写真)
画本 宮澤賢治 原画展 vol.2 画・小林敏也
space cafe ポレポレ座 ~16日
幻燈+朗読会もあります。
私は昨日はりとるの店番をしていました。
最近は、
店番、というより、電話番、といった状況が続いています。
震災以降は、特にそんな感じ。
でも、昨日はお客さまが続きました。
そしてなぜだかプレセント包装も。
久々のプレセント包装だと、
いつもなら緊張するのですが、
昨日は嬉しくなって楽しみながら包装しました。
贈り物に絵本はいいですよ!
みなさん、もっと贈って贈って~~!!
なかでも印象に残ったのは、
お正月に会うお孫さんのために絵本を選ばれたご婦人でした。
お正月用に?もう?
と、最初はびっくりしたのですが、
年内に都内を離れた所に引っ越すとのこと。
これからは引っ越しの準備で忙しくなるし、
引っ越すと、りとるが遠くなっちゃうの。
今日は近くまで来る用があったし、
思いついたときに用意しておきたくて。
と、絵本を選び選び、お話ししてくださいました。
自分の子どもが小さかったときは、家庭文庫をやってたの。
えっ?ああ、もうずいぶん前にやめたんですよ。
子どもの数も減りましたでしょ。
当時は絵本をたくさん買いましたけどねぇ。
でも、この絵本は知らないわ。
あら、30年前に出てるのね。
なんで知らなかったのかしら。
この作家さん、好きなのに。
絵本を選び選び、お話しは続きます。
じゃあ、これとこれ。
2冊決まったので包装しようとすると、
ちょっと待って、
どの子にどの絵本を渡すか考えるわね。
そしてレジの前でしばし沈黙。
絵本選びの楽しい時間を邪魔しては申し訳ないので、
私も黙ったままお待ちしました。
じゃあね、こっちは上の孫に、こっちは下の子に。
それから包装紙の了解を得て、
プレセント包装をしました。
りとるのシールとリボンの色をそれぞれコーディネートして終了です。
お待たせしました。
作業中も、ゆったりと書棚を眺めていらしたご婦人。
懐かしい絵本ばかりねぇ。
今日は来れてよかったわ。
絵本を受け取りながらもお話しは続きます。
そして店を出る直前、
ドアを開けながら振り返り、
ここはもうどれくらいやっているの?
と。
今年の夏で21年になりました。
あらそう。
そうなの。
私、主人を失くして20年になるの。
そうなの。同じね。あっという間でしたね。
そうしてご婦人は、
もうすっかり暗くなった秋の空の下を帰って行かれました。
引っ越す先は、新築の戸建てと聞いていました。
都内の家を引き払って、
お子さんの家族と同居するとのこと。
新年は、他の子の家族もやって来て、
新居のお披露目をするのだとか。
そうか、これまでは一人暮らしだったんやなって、
後姿を見送りながら思いました。
初めてお会いしたお客さまでした。
でももう、お会いすることはないのかもしれません。
日暮れの早い秋の日、
りとるにはゆったりとした時間が流れていました。
「賢治童話における電気についての考察」 (写真)
画本 宮澤賢治 原画展 vol.2 画・小林敏也
space cafe ポレポレ座 ~16日
幻燈+朗読会もあります。
私は昨日はりとるの店番をしていました。
最近は、
店番、というより、電話番、といった状況が続いています。
震災以降は、特にそんな感じ。
でも、昨日はお客さまが続きました。
そしてなぜだかプレセント包装も。
久々のプレセント包装だと、
いつもなら緊張するのですが、
昨日は嬉しくなって楽しみながら包装しました。
贈り物に絵本はいいですよ!
みなさん、もっと贈って贈って~~!!
なかでも印象に残ったのは、
お正月に会うお孫さんのために絵本を選ばれたご婦人でした。
お正月用に?もう?
と、最初はびっくりしたのですが、
年内に都内を離れた所に引っ越すとのこと。
これからは引っ越しの準備で忙しくなるし、
引っ越すと、りとるが遠くなっちゃうの。
今日は近くまで来る用があったし、
思いついたときに用意しておきたくて。
と、絵本を選び選び、お話ししてくださいました。
自分の子どもが小さかったときは、家庭文庫をやってたの。
えっ?ああ、もうずいぶん前にやめたんですよ。
子どもの数も減りましたでしょ。
当時は絵本をたくさん買いましたけどねぇ。
でも、この絵本は知らないわ。
あら、30年前に出てるのね。
なんで知らなかったのかしら。
この作家さん、好きなのに。
絵本を選び選び、お話しは続きます。
じゃあ、これとこれ。
2冊決まったので包装しようとすると、
ちょっと待って、
どの子にどの絵本を渡すか考えるわね。
そしてレジの前でしばし沈黙。
絵本選びの楽しい時間を邪魔しては申し訳ないので、
私も黙ったままお待ちしました。
じゃあね、こっちは上の孫に、こっちは下の子に。
それから包装紙の了解を得て、
プレセント包装をしました。
りとるのシールとリボンの色をそれぞれコーディネートして終了です。
お待たせしました。
作業中も、ゆったりと書棚を眺めていらしたご婦人。
懐かしい絵本ばかりねぇ。
今日は来れてよかったわ。
絵本を受け取りながらもお話しは続きます。
そして店を出る直前、
ドアを開けながら振り返り、
ここはもうどれくらいやっているの?
と。
今年の夏で21年になりました。
あらそう。
そうなの。
私、主人を失くして20年になるの。
そうなの。同じね。あっという間でしたね。
そうしてご婦人は、
もうすっかり暗くなった秋の空の下を帰って行かれました。
引っ越す先は、新築の戸建てと聞いていました。
都内の家を引き払って、
お子さんの家族と同居するとのこと。
新年は、他の子の家族もやって来て、
新居のお披露目をするのだとか。
そうか、これまでは一人暮らしだったんやなって、
後姿を見送りながら思いました。
初めてお会いしたお客さまでした。
でももう、お会いすることはないのかもしれません。
日暮れの早い秋の日、
りとるにはゆったりとした時間が流れていました。
一気読み ― 2011年08月25日
昨日は久々にりとるの店番をしました。
久々に行くと、
棚の景色(本)があちこち変わっているので、
お掃除がてらの棚(本)チェックは欠かせません。
そして、私も読了済みの新刊本を見つけると嬉しくなります。
『五龍世界Ⅱ 雲谷を駈ける龍』
壁井ユカコ ポプラ社 2011/8 (写真)
作者の壁井ユカコさんは、
第9回電撃小説大賞(大賞)を受賞。
2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』(電撃文庫)でデビュー。
と、作者紹介にあります。
ライトノベルにものすごく疎い私には、初めての作家さんで、
前作、
『五龍世界 霧廟に臥す龍』(2010/6)
は、りとるで見つけて読みました。
こういう物語を、中華ファンタジー、というのですね。
児童文学で読み慣れているファンタジーと比べると、
アクが強い、というか、エグイ、というか、グロイ、というか。
それでいて、
明るくハツラツとしてもいて、
怪しかったり妖しかったり、
クールでもあったり情に厚くて哀しかったりもして、
厚みのあるエンターテイメント小説と思いました。
正統派児童文学ファンタジーが好きな人や、
刺激の強い物語が苦手な人には薦め難いのですが、
私は好き。です。
その続編が出るというのでさっそく図書館にリクエスト。
予約1番目だったらしくすぐに読むことができました。
続編、といっても、
今回は主人公が違い、
前作の主人公・ユギはいつ出てくるのかしら?
と、思い思い読み進みました。
その他、前作の主要な登場者も入り乱れ、
「五龍世界」は更に深く厚く広がりを持った世界となって、
私(読者)の前(脳内)に立ち現われてきました。
そして一気読み!
久々に、読了せねば眠れぬ読書となりました。
その『五龍世界』2冊が、
りとるに並んで平積みです。
この夏の読書はもう一味足りない。
と思う人がいらしたら、ぜひ!
そして私は、
次の続編(第3巻)を今からもう待っているのでした。
久々に行くと、
棚の景色(本)があちこち変わっているので、
お掃除がてらの棚(本)チェックは欠かせません。
そして、私も読了済みの新刊本を見つけると嬉しくなります。
『五龍世界Ⅱ 雲谷を駈ける龍』
壁井ユカコ ポプラ社 2011/8 (写真)
作者の壁井ユカコさんは、
第9回電撃小説大賞(大賞)を受賞。
2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』(電撃文庫)でデビュー。
と、作者紹介にあります。
ライトノベルにものすごく疎い私には、初めての作家さんで、
前作、
『五龍世界 霧廟に臥す龍』(2010/6)
は、りとるで見つけて読みました。
こういう物語を、中華ファンタジー、というのですね。
児童文学で読み慣れているファンタジーと比べると、
アクが強い、というか、エグイ、というか、グロイ、というか。
それでいて、
明るくハツラツとしてもいて、
怪しかったり妖しかったり、
クールでもあったり情に厚くて哀しかったりもして、
厚みのあるエンターテイメント小説と思いました。
正統派児童文学ファンタジーが好きな人や、
刺激の強い物語が苦手な人には薦め難いのですが、
私は好き。です。
その続編が出るというのでさっそく図書館にリクエスト。
予約1番目だったらしくすぐに読むことができました。
続編、といっても、
今回は主人公が違い、
前作の主人公・ユギはいつ出てくるのかしら?
と、思い思い読み進みました。
その他、前作の主要な登場者も入り乱れ、
「五龍世界」は更に深く厚く広がりを持った世界となって、
私(読者)の前(脳内)に立ち現われてきました。
そして一気読み!
久々に、読了せねば眠れぬ読書となりました。
その『五龍世界』2冊が、
りとるに並んで平積みです。
この夏の読書はもう一味足りない。
と思う人がいらしたら、ぜひ!
そして私は、
次の続編(第3巻)を今からもう待っているのでした。
夏がきた! ― 2011年07月09日
今朝ラジオが、
「気象庁は9日午前、九州北部、関東甲信、北陸の各地方がそれぞれ同日ごろ梅雨明けしたとみられると発表した」
と言いました。
東京の梅雨明けはもうちょっと先のような気がしていたので、びっくり!
梅雨が明けたら、
と思っていたことを、もうすぐにもやっていいんだね?
って、誰にお断りする必要もないのだけど、
許可が出たような気分になって、
さっそく玄関の絵(版画)や飾りを替えました。 (写真)
りとるのシエスタもスタートします。
12:00~15:00はシエスタ(お昼寝…お昼休み)
でも、涼しい日はしないこともあるようなので、
お出かけの際はご確認ください。
夏がきました。
今年は春がよっこらしょだったので、
夏のことなんて考えられなかったのに。
ちゃんと、きましたね。
夏が、きました。
ラジオでは、山下達郎の「高気圧ガール」が流れました。
私は「潮騒」が聞きたくなってCDを探しました。
「気象庁は9日午前、九州北部、関東甲信、北陸の各地方がそれぞれ同日ごろ梅雨明けしたとみられると発表した」
と言いました。
東京の梅雨明けはもうちょっと先のような気がしていたので、びっくり!
梅雨が明けたら、
と思っていたことを、もうすぐにもやっていいんだね?
って、誰にお断りする必要もないのだけど、
許可が出たような気分になって、
さっそく玄関の絵(版画)や飾りを替えました。 (写真)
りとるのシエスタもスタートします。
12:00~15:00はシエスタ(お昼寝…お昼休み)
でも、涼しい日はしないこともあるようなので、
お出かけの際はご確認ください。
夏がきました。
今年は春がよっこらしょだったので、
夏のことなんて考えられなかったのに。
ちゃんと、きましたね。
夏が、きました。
ラジオでは、山下達郎の「高気圧ガール」が流れました。
私は「潮騒」が聞きたくなってCDを探しました。
最近のコメント