どんぐり どこどこ2006年11月04日

玄関の木の実たち。

穴があいているのはどんぐりで作った笛。


まだ小学生だったカメ係と、
自転車に乗って近所のサイクリングロードを走り、
知らないおじさんたちが真剣にやっている草サッカーの試合の横で、
なかばヤケクソになって、
どんぐりの実をホジホジして作りました。

きれいな音が鳴るまで、
その場を去ることもなく、
いつしか草サッカーの試合は後半戦となりゴールが入れ替わり、
それも終わり、
知らないおじさんたちが手をたたきながら集まりだしたころ、
ぴょぇぇぇぇ~とカメ係のどんぐり笛が鳴り、
こちらも終了となりました。

どんぐりのおしりをアスファルトの道でこすり、
中身をそこいらに落ちている小枝でほじくりだしたのです。

それはそれは地味で気の遠くなるような作業でした。

キャンプに行かなくなった最初の秋の休日でした。

どんぐりが散らかりほうだいに落ちていて、
つい、自転車を止めたのが始まり。
知らないおじさんたちの草サッカーも面白く、
なんとなくその場を立ち去りがたかったのかもしれません。


今年の秋は、
熊のいる山だけではなく、
街のどんぐりも少ないのだそうです。

そういえば、
毎年みつけて拾うどんぐりも、
今年はまだ拾っていません。

むしょうに、どんぐりの実をホジホジしたくなりました。

あの、ヤケクソな感じ。
折れてしまった小枝を投げ捨てる感じ。
割れてしまったどんぐりを足で踏んづける感じ。
まわりの喧噪が聞こえないほど集中する感じ。
そっとどんぐり笛を吹いて、
たよりない音が鳴り出したときの感じ。
できあがったどんぐり笛をポケットに入れる感じ。

そんな、
何かをしたようなしなかったような秋の休日は、
ど~こにありますかしらね。