ごきげんさん

撮影：カメ係　初詣


山猫（小林敏也）さんから、
新年会のお知らせをいただきました。

場所は山猫あとりゑ。
ＪＲ中央線立川駅で青梅線に乗り換え青梅駅で奥多摩行きに乗り換え…。
一人で電車に乗っていると、
だんだん心細くなってくるのは毎度のことですが、
今回は出かけた時間が遅かったので、
到着時はすでに冬の夕暮れ空。

多摩川を渡る橋の上の風は冷たく、
けれども、景色はすばらしく…。
しばらく橋の上に佇んで、ぼーっと魂を飛ばしていたくなるものの、
いかんいかん。アブナイ人に見られてしまう…。
めざすあとりゑまでの道はしっかり覚えてはいるものの、
昨年のお花見以来、すっかり景色が違って見えるのは、
途中に新興住宅地が出現しているせい。
新築の立派な家に立派な注連縄飾り。
どの家の窓にも灯りがともり、
みなさん、新しいこの家で新年を迎えはったんねぇ～、
などと思いながら急ぎ足で歩いていたら、
通り過ぎてしまいました…。

あれ？っと思って立ち止まると、
斜め後方から賑やかな声が聞こえ、
あらもうすっかり始まっているのね…と思いつつ、
ユーターンしてあとりゑ到着。
実際、私が最後の訪問者となってしまったようでした。

いつもながら囲炉裏には赤々と炭が燃え煙がただよい、
それを見ているだけでも充分なごちそうなのに、
やがてあとりゑ家主の山猫さんが薪ストーブに火をいれてくれると、
踊る炎の赤い光が、
ワインやら焼酎やら日本酒やらビールやらが並ぶ食卓を、
さらに賑やかにほがらかに盛り上げてくれました。

夜が更けてくると、
帰りの電車の時間にあわせて帰っていく人があり、
囲炉裏端を囲むだけの人数になると、
座を直し、みんなで囲炉裏端に座り、
いつしか昭和の唱歌の歌声囲炉裏端となりました。

楽しいですね～♬と手拍子しているうちに電車の時間となり、
最終よりは少し早い電車ですが、いつもながらの最後の帰り組。
同じ路線の人と連れ立って帰り道は３人で歩きました。

外は真っ暗！
橋の上からは輝きこぼれるほどの星空。
冬の星座がた～くさん見えました。
寒さに酔いは瞬間にさめていましたけど、
ほんとうに久々に仰いだ美しい星空に大興奮。
もしかしたら今年はいいことがあるかも！
なんて思ってみちゃったりしちゃいましたよ…。

　ほんとに、いいことあると、いいです…わ。


そんな幸せ気分で帰った今年最初の午前様は、
しっかり内鍵がかかっておりで、いきなりの締め出し…(~_~;)
ピンポン鳴らして待つことしばし。
ワリィ～(^。^；) と言ってカメ係登場。
たのむよ、きみぃ～。

今年もやはり波乱な幕開け！