オカン的には情けない2008年05月12日

普段、ぼやんと歩いているからだと思いますけど、私は老若男女に道を尋ねられることがしょっちゅうあります。
でも、若い頃にはティッシュをよくもらったものでしたが、今では差し出されていたティッシュを直前に引っ込められることも多く、キャッチセールスのたぐいの声かけはほとんどなくなりました。
あいかわらずなのは、手相や人相や、拝みや(?)や、なんだかわからないアンケート。
だけど、ほとんど無視してスタスタ通り過ぎています。

その夜は、お誕生日おめでとう!の乾杯と、お仕事お疲れ様でした~!の乾杯をくり返し、ベルギーやイギリスや珍しいフランスのビールを飲んだり味見したりして賑やかに過ごし、解散後、一人で吉祥寺の駅に向かって歩いていました。
信号が変わるのを待って渡ったところで、右斜め後からなにやら声が聞こえてきて、若者同士の会話か、歩きながらの携帯電話中の声と思っていましたら、あれ?もしかしたら私に声をかけてる?の気配。
視線だけ動かして声の主を見ると、20代ぐらいの男子で、道向こうあたりを指差して、なに?私を誘ってくれてるわけ?な言葉を連発。
キミはマザコンかぁ? と、私の息子でもよさそうなその男子の誘いを完璧無視しつつ、眉間にシワ寄せるぐらいの勢いで不機嫌ぶりぶりで歩き続けていると、おそらく、私が自分の母親ぐらいであるとわかったか、あるいは、自分の母親の顔が重なって見えたかしたのでしょう、ふと黙ると、「ごめんね」とつぶやいて離れていきました。

ぎゃあぁああ!

あんなストレートなナンパ(と言っていいのか!)は、過去に記憶がないぐらいな体験で、その男子が離れたとたんにコワイやら可笑しいやら。で、一人で受け止めるのは無理!と思い、今、解散したばかりの友人に事の次第をメールで報告。
翌日になって「メールを読んでみんなと盛り上がって返信し忘れてました~!」という返信をもらって、また思い出して苦笑でした。

(~_~;)

しかし、その若い男子のキミ、もっと女子(人)を見る目を養いなされ。
私がキミのオカンならば、オカン的には情けない。

  それにしても「ごめんね」ってなにがよ。。。(-_-;)