シェービングマニュアル同封2009年03月03日

“男の身だしなみ
  シェービングをマスターして、男のスタイルを作れ!”

と、商品入りDM箱が届きました。(写真)

すごいのね。
いつからこんなのが送られるような社会になっていたんやろ…。

女子には何が届いているのかしら…。

“シック直伝!
  これが正しいシェービング法だ!!”

と、ヒゲの剃り方マニュアルがあり、興味深く読んでしまいました。
すると、“剃った後の肌の保護と肌荒れ防止のために、アフターシェーブローション等でしっかりケアしましょう”とあります。
「ヒゲ剃り洗顔1本2役の洗顔シェービングジェル」というのも入っていますけど、その、ローションは自分で用意するようです。

へぇ~。

父親がいなくても、企業が「男教育」してくれるんやわね…。
私的にはスマッシュヒットなDMでしたが、使用者本人の反応は如何に…。

レッツ!!2009年03月05日

生まれ育ったのが出雲地方だったので、スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治をはじめとする、いくつかの神話には、子どもの頃からなにげに聞き親しんできました。
そのせいか、それらは「あかずきん」や「しらゆきひめ」や「桃太郎」や「一寸法師」などと同じ物語でしかなかったのですが、ちょっと大きくなって、近所に「八頭」(ヤカシラ)や「神立」(カンダチ)という地名があること、ヤマタノオロチ退治の舞台が、神立橋のかかる、あの斐伊川だと知ると、それらは地元のお話と認識するようになりました。
もう少し大きくなると、因幡の白兎や国引き神話の舞台も近くにあると知り、旧暦の10月を全国的には「神無月」というものの、この出雲地方では「神在月」というのだと知ると、それらが、地元だけに伝わる話ではなく、日本全国的に知られている話、神話だとわかってきました。

ここ(出雲)って神さまの国らしい…。

そしてそれらが「古事記」に記されていると知ってからは、何度となく「古事記」を読み自分のものにしようと試みたのですが、、、、、挫折。
だって、神さまの名前ややこしすぎ…。

それでもいつかは、出雲の神さまの物語が理解できる日がくるだろうとへこたれずにココロヒソカニ思っていたところに、みつけたのがこの本でした。

 『五月女ケイ子の レッツ!! 古事記』
 五月女ケイ子 講談社 2008 (写真)

こんなキラキラしているオオクニヌシノミコト(オオムナジ)って…と、ふらふらと吸い寄せられ、ぱらぱらとめくって、そのままレジにてお買い上げ。なんとも衝撃的な出会いでした。
近頃では、書店に面出し、大々的に売り出されているので、みかけた人もいると思います。
古事記や出雲神話に馴染みがないと、な~んやこれ?な内容と思われそうですが、私にとっては、メカラウロコ。やんちゃなスサノオにメガネ男子なオオムナジ(オオちゃん)。いいんだ、このような解釈で…。とたいへん面白く理解しました。

かなり省略もあるので、気になる神さまのことがわからずじまいでもあるのですが、大きな流れがつかめるので、あとは個別に調べていけばいいと、これからの道筋が見えたようで助かりました。

レッツ!!

この春の合言葉にもいい感じ。

卒業です2009年03月08日

カメ係の卒業式がありました。

この3年間、制服がなかったので、式典に参加する度に何を着るのか悩みました。
今回も、数日前になってようやく入学式に着たスーツを試着。まだ着れるしこれでいいというので、ややツンツルテンながら同じ格好でいくことにしました。
ネクタイをするのは入学式以来。そのときはお世話になっている美容師さんに締め方を習ったのですが、それをもうすっかり忘れているカメ係。私に聞きにこられても、私だってわからへ~ん!
近所に教えてもらえる人の心当たりがなく、どうしたもんやら…と二人しての沈黙ののち、学校で先生に聞く、という発言があり解決。
前日の予行練習にネクタイを持参し、担任の先生に習ってきました。

で、当日は、習ったネクタイを自力で締めて一足先に登校しました。

私は、入学式と、総長を務めた記念祭に続いて、3度目の学校です。
道順もうろおぼえ。あの人たちもそうかな?と思われる人について歩いていると正門に到着。ああ、よかった。ここにきて迷子になったらどうしょうかと思ってしまいました。
会場の体育館に入ると、すでに在校生たちが、卒業生と保護者の座席を囲むようにして座っていました。

式が始まって卒業生が入場すると、まず女子の服装に唖然としてしまいました。
成人式?と思うような振袖姿や、女子大生?と思うような袴姿。そして結婚披露宴?と思うようなパーティードレスの子たちが続きます。
髪も完璧にセットされお化粧だってばっちりです。
カメ係が聞いた女子は、朝4時起きで着付けをしてきたんだそう。
これまで在校生として出席したときも、女子の卒業生はだいたいそんな服装だったと、カメ係は教えてくれたのですが、私はそんなことちっとも知らんかったから、単純に、女子ってたいへ~ん!というか、ネクタイの締め方がわからん!的なやりとりであたふたしている我が家がどれだけ牧歌的かと思いました。

世間知らず、とも、世間ズレ、ともいえるのでしょうが…。

男子だって紋付羽織袴の子がいました。
金髪・銀髪コンビがクラス代表で卒業証書を受け取りに壇上に上がったり、受けとった後、コントをやった代表や、母親の名前を叫んで、涙ながらに感謝の言葉を述べた代表もいました。

感動したり笑ったり。粛々と…というよりは、拍子抜けするほどくだけた印象の式でした。 
起立しての国歌斉唱問題。卒業式って、そんな話題で取り沙汰されることが多かったから、実際はどうなのかなって思うところもあったので。そういう点では粛々、でした。

そんなカメ係の卒業式。
今回は私自身の卒業式でもあると思って参加しました。

幼稚園の入園から14年。
園や学校の行事中心に我が家の生活は動いてきました。
3年連続で引越し転校をし、強烈な担任との出会いや、そこで壊れた人格を救ってくれた担任との出会い。ほっとしたとたんの父親の不在。奮起して始めたスポーツの指導者との出会い。クラスや部活の人間関係の難しさや先生たちとのやりとりと、常にいろんなことがありつつも、向き合うことをやめなかった学校生活の、その居場所へ、カメ係が通い続けるために、私は私なりのフォローに徹してきた14年間でした。

途中で横道にそれたってしかたない環境でもあったのに、ひたすら前を、上を向いて突っ走り続けようとする姿に、どこか生き急いでいるような不安を感じ、見失わないように、ちゃんと見守っていなければと、私もまた必死でした。
その勢いのまま、セーフティネットを張らずに覚悟の挑戦をした受験は結果が出ず、落ち込むカメ係を見ながら、私は正直ほっとしてしまいました。
「ちょっと休憩しぃ」それが私の一番の気持ちでした。

次へ次へと、順調に進んでいければそれにこしたことはないのでしょうけど、人生なんて、そんな順調にばかりはいかへんし。
ここは「神さまストップ」がかかったと思って、一呼吸おく機会と受け止めましょう。

そんなわけで、卒業したカメ係は、しばらく「ナニモノでもない者」となります。ナニモノでもないかわりに、ナニモノかでもある自分を自覚したのか、しようとしているのか、ブログを始めたと教えてくれました。

http://ameblo.jp/syashinya-graph/

封印していた写真もまた始めて、公開するということです。

この辺境のブログで、カメ係のことを気にかけてくれたみなさま、ありがとうございました。

もろもろ卒業です。

されど焼肉。2009年03月12日

昨日夕方雪がちらつきました。
ほんの一瞬でしたけど。

ちょうど焼肉を食べに歩きだしたところで、
外に出て初めて小降りながら雨の気配を知り、
それでも傘を取りに戻るのは面倒と、そのまま歩きだした直後でした。
雨降るって予報だったっけ?
しかも雪!
でも、雨だろうが雪だろうが、せっかくの焼肉計画を中止する理由にはならず、そのまま歩き続けました。

焼肉、ですよ。 焼肉!

焼肉を食べに行くなんて、数年ぶり。
それも、1年、2年、3年、でも足りない。
絶対それ以上ぶり。な気がする。

お店も、初めていくお店を選択しました。

初めての店、ですよ。 初めての!

我が家的には、これまでにない外食チョイスです。

確かに何かが変化しつつあります。

………。
たかが焼肉を食べに行っただけのことなんですけどね。
(V)o¥o(V)

錯覚ではありませんでした2009年03月14日

本は、買うより借りて読むことが圧倒的に多く、それでも、貸出期限を気にせずゆっくり手元において読みたい本やくり返し読みたいと思う本は、えい!やあ!な気構えで買うことがあります。
とはいえ、図書館で借りた本を優先して読んでしまうし、買ったことですっかり安心してしまうのもあって、買った本はどうしても積読本になってしまいます。

そんなわけで枕元には常に4~5冊の本が積まれ(ときどき崩れていますが)、机のブックエンドにも同じぐらいの冊数が背表紙を見せて待機。リビングのソファの上にも無造作に2~3冊は置かれています。
いったい、いつになったら読む気になるのかと、我ながら呆れてしまいます状態です。

最近は、そんな積読本と目が合うと、後ろめたい気分を感じるようにもなって、タイトルを確認してもなお、それは見なかったことにしてしまう私がいます。

なので、あっちとこっちで同じタイトルの本を見たような気がしても、錯覚であろうと流していました。あっちで読もうと思ってこっちに持ってきて、タイミングを逸してそのままこっちに積読状態だろうと…。そう思って気にしないようにしてきました。

ところが、さすがにしょっちゅう目が合うのはどうしてもおかしい、と思うようになって、あっちの本を持ちながらこっちの積読の山を確認したら、同じ本が、、、ありました、、、、、。

錯覚、ではなかったのですね・・・。

そのうち1冊は、いつどこの書店で買ったのかしっかり覚えているのに、もう1冊を買った記憶がこれっぽっちもみあたりません。既に買っていたのをすっかり忘れて、2冊めをえい!やあ!と買ったに違いないのでしょうけど。

1冊1260円(税込み)もするんですよ。
買ったのを忘れるかなぁ~。
忘れたんやなぁ~。

このショックの大きさ、わかってもらいたい…。

 『百鬼夜行絵巻の謎』 (写真・どちらも)
         小松和彦 集英社新書ヴィジュアル版 2008

1冊はいずれ古書店行きとなるのですね…。