嵐すぎれど ― 2009年11月26日
三連休。でしたよね。
嵐のような日々を過ごしていたので、
いまはむかぁしむかし、のことのようでございます。
後半二日はりとるで店番をしていました。
その二日目。
若い女性がいらして、店内の本を静かにご覧になっていると思いつつ、
ふと、見ると、こんなお客さま(?)
嵐のような日々を過ごしていたので、
いまはむかぁしむかし、のことのようでございます。
後半二日はりとるで店番をしていました。
その二日目。
若い女性がいらして、店内の本を静かにご覧になっていると思いつつ、
ふと、見ると、こんなお客さま(?)

一瞬、作り物と思いました。
若い女性のお客さまがこっそり置いたのかしら?と。
でも、彼女もびっくり!
じっと見ていると、微妙に動いているので、生きている「ほんまもん」とわかり、さらにびっくり!
開店準備中、ドアを開けていたので、その隙に入り込んだとしか思えませんが、
こんな、一等席に陣取りますかねぇ。


じっとしてくれているのをいいことに、いろんなアングルで撮影してしまいました。
(そして、複数の画像が載せられるようになったのでチャレンジ!)
その後は、そっと捕まえて、外の植え込みに逃がしました。
手から放したとたん、ぴよんぴよん跳ねて行ったので、ひと安心。
何か、伝えに来てくれていたのかもしれませんねぇ。
その後、またまた腰を悪くして、落ち込んでしまいました。
なんだかさぁ、もろもろ、疲れちゃいまして。
でも、このお客さまのことを思い出したら、ふふって、笑えます。
何しに来てくれたんでしょうねぇ。
本、読みたかったのかしら?
あなたの代わりに、本、読みましょう。
そして、ぼちぼち元気になりまする~。
(そして、複数の画像が載せられるようになったのでチャレンジ!)
その後は、そっと捕まえて、外の植え込みに逃がしました。
手から放したとたん、ぴよんぴよん跳ねて行ったので、ひと安心。
何か、伝えに来てくれていたのかもしれませんねぇ。
その後、またまた腰を悪くして、落ち込んでしまいました。
なんだかさぁ、もろもろ、疲れちゃいまして。
でも、このお客さまのことを思い出したら、ふふって、笑えます。
何しに来てくれたんでしょうねぇ。
本、読みたかったのかしら?
あなたの代わりに、本、読みましょう。
そして、ぼちぼち元気になりまする~。
出版敗戦 ― 2009年11月30日

不思議なことに、
疲れて、へろへろで、
本も読めなかったときには鳴らなかった、
図書館からの「予約取り置きお知らせメール」の着信音が、
やや元気回復で、
『聖徳太子の密使』 平岩弓枝 新潮社 2009
を数日かけてようやく読了した夜に鳴りました。
なんてグッドなタイミング!
見ると、
『出版状況クロニクル』 小田光雄 論創社 2009 (写真)
を入れて3冊の本が取り置き。
他の2冊は児童書と小説で、
待ちに待った感があったけれど、
この『出版状況クロニクル』については、
どの機会で知って、どうして読みたいと思ったのか思い出せず。
まこと、むかぁしむかしのことじゃった・・・。
この本は、
論創社という出版社のHPで連載されている、「出版状況クロニクル」をまとめたもので、
2007年8月から2009年3月25日までの、出版業界の状況が報告・分析されています。
「はじめに」には、
“このクロニクルは本文でも記しているが、出版敗戦の記録であると同時に、出版危機を否応なく浮かび上がらせる言及、つまり痛みを伴う出版クリティックとして書かれている”
とあります。
“出版敗戦”
出版、敗戦、、、というのですか?
敗戦。。。 知らなかった。
負けているんだ。
何に負けているかは、本を読まずとも察しがつく現状だとは思いますが、
私の読書生活には、あまりピンとこないことでした。
もちろん、現在の出版不況については実感することが多く、
町の本屋さんの閉店はめずらしいことではないし、
児童書専門店の閉店にもショックを受けてきています。
それでもピンとこなかったのは、
現状に至るまでの出版業界の成り立ちについて無知無頓着であったためだろうと思います。
本の流通の大まかな流れは仕事上の経験を通して知っていますが、
その歴史、事情については特別関心を持ったことはありませんでしたから。
20代のころ、田舎で本屋ができないかと調べたことがあって、
当時、仕入れた知識を思い出せば、確かにそのような実情があり、
私の好き勝手な本を棚に並べる本屋などできそうにないと、
夢のまた夢、空想、妄想のまま、
私のココロの奥底に沈めたのでした。
あれから20年。
当時の実情の裏事情を、ここにきて知ることとなりました。
ふぅ~ん。
業界の危機的状況を知れば知るほど、
それが良くなっていく感はなくなっていきます。
育ててきていないしね。
20年たてば、当時の子どもも大人になっているのに、
育ててこなかったんだもの。
このごろ、いろんなところで、そんなことを思います。
疲れて、へろへろで、
本も読めなかったときには鳴らなかった、
図書館からの「予約取り置きお知らせメール」の着信音が、
やや元気回復で、
『聖徳太子の密使』 平岩弓枝 新潮社 2009
を数日かけてようやく読了した夜に鳴りました。
なんてグッドなタイミング!
見ると、
『出版状況クロニクル』 小田光雄 論創社 2009 (写真)
を入れて3冊の本が取り置き。
他の2冊は児童書と小説で、
待ちに待った感があったけれど、
この『出版状況クロニクル』については、
どの機会で知って、どうして読みたいと思ったのか思い出せず。
まこと、むかぁしむかしのことじゃった・・・。
この本は、
論創社という出版社のHPで連載されている、「出版状況クロニクル」をまとめたもので、
2007年8月から2009年3月25日までの、出版業界の状況が報告・分析されています。
「はじめに」には、
“このクロニクルは本文でも記しているが、出版敗戦の記録であると同時に、出版危機を否応なく浮かび上がらせる言及、つまり痛みを伴う出版クリティックとして書かれている”
とあります。
“出版敗戦”
出版、敗戦、、、というのですか?
敗戦。。。 知らなかった。
負けているんだ。
何に負けているかは、本を読まずとも察しがつく現状だとは思いますが、
私の読書生活には、あまりピンとこないことでした。
もちろん、現在の出版不況については実感することが多く、
町の本屋さんの閉店はめずらしいことではないし、
児童書専門店の閉店にもショックを受けてきています。
それでもピンとこなかったのは、
現状に至るまでの出版業界の成り立ちについて無知無頓着であったためだろうと思います。
本の流通の大まかな流れは仕事上の経験を通して知っていますが、
その歴史、事情については特別関心を持ったことはありませんでしたから。
20代のころ、田舎で本屋ができないかと調べたことがあって、
当時、仕入れた知識を思い出せば、確かにそのような実情があり、
私の好き勝手な本を棚に並べる本屋などできそうにないと、
夢のまた夢、空想、妄想のまま、
私のココロの奥底に沈めたのでした。
あれから20年。
当時の実情の裏事情を、ここにきて知ることとなりました。
ふぅ~ん。
業界の危機的状況を知れば知るほど、
それが良くなっていく感はなくなっていきます。
育ててきていないしね。
20年たてば、当時の子どもも大人になっているのに、
育ててこなかったんだもの。
このごろ、いろんなところで、そんなことを思います。
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