ギリ!ドゥシャン・カーライ ― 2010年01月15日

こまごまと、
つぎはぎな日々が続いています。
年をまたいでの展示が、お正月休みを終えて再開したり、
今年最初の展示が始まったりしているのに、
予定を立てて出かけることもできずにいます。
それでも、
夕方までは空いているという日ができたので、
それまでの時間で行けそうな展示会場を検討しました。
神保町でやっているはずのドゥシャン・カーライの展示は、
期間にまだ余裕があるはず…と思っていたものの、
念のためと確認すると、13日までとありました。
13日?
今日は何日?
13日。
じゅうさんにちぃぃいいいい?
今日、まで、やん!
というわけで、他の展示をざざざ~っとのけて、
神保町へ行く算段となりました。
ドゥシャン・カーライ「七つの大罪」
-2008年刊-を中心に版画小品展
gallery 福果 (終了) (写真はDMはがき)
gallery 福果へは何度も行ったことあるのですが、
久々の地下鉄乗車で、乗り換えの九段下であたふたし、
降りた神保町では、出る改札を探して階段を上ったり下りたり。
最寄のA7出口に出たときには息が切れてしまいました。
が、ギャラリーはそこからすぐ。
息を整える間もなく、2階へと続く階段を踏みしめて上り、
ドアを開けたら目の前にドゥシャン・カーライが、
じゃなくて、
ドゥシャン・カーライの作品が静かに並んでいました。
拝見、させていただきます。
と、息を整えながら見ようとするのですが、
気づけば息を止めている私。
小品でありながら、作品世界は緻密で広大。
一つの作品を見渡すにも時間がかかります。
そこへ一人の男性が、
息を切らす気配もなく階段を上りドアを開け、
すたすたとドゥシャン・カーライの前に立ち、
じゃなくて、
作品の前に立ち、
というか、軽く立ち止まり、
流れるように次々と見渡して行きはじめました。
私はなにげに作品から遠ざかり、
その人の流れをさえぎらず、
その人が見ている後姿越しにドゥシャン・カーライ(の作品)の全体を眺め、
その人が見終わった作品の前に再びゆっくり近寄りました。
その人が、今度はじっくり作品を見にまた戻ってくるのかと思っていましたら、
さらさらと芳名帳に記入したのち、
やはり流れるようにドアを開け出て行き、
階段を下りる足音がリズム良く響き、やがて静かになりました。
ふぅ~。
なんだかそこでやっと呼吸が落ち着きました。
そしてあらためて拝見させていただきます。
「七つの大罪」はキリスト教の用語です。
傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲
それぞれの罪を描いた作品に見入りながら、
ふと、今、読んでいる『日本書紀』についての本の中にも、
「七つの罪」について書かれていることを思い出しました。
“汝らが党族、本より七つの不可を犯せり”
(いましらがやから、もとよりななつのあしきことをおかせり)
『日本書紀』天武天皇六年、東漢直(やまとのあやのあたい)らに発せられている「七つの罪の詔勅」だそうです。
う~ん。
キリスト教の「七つの大罪」を前にして、
『日本書紀』のことを思うなんて、、、。
自分の混乱・混沌ぶりに自分でもびっくりでございました。。。
びっくりやし、
ドゥシャン・カーライの作品世界にはまだまだ近づけないし、
さっきの人のように、すらすらと眺め去ることなんかできひんわぁ~。
ふぅ~。
そんなこんなを思いながら芳名帳に記していると、
ふと、他のギャラリーのDMが目に止まりました。
その中に「上野茂都 展」を発見!
上野茂都 展 -石・紙・布による彫刻-
淡路町画廊 (~16日)
ギャラリーの人に聞けば歩いて行ける距離とのこと。
次の予定までにはまだ時間があったので、
よし!行ってみよう!と歩き出しました。
そしてたどり着いた淡路町画廊…。
ここでもびっくりなことがあり!
そして作品を見ながら、いろいろと思うことがあり。
今はまだ、つぎはぎな生活であるけれど、
私は私のままでここにいることを確認することができました。
大丈夫!
今のところ、もろもろ大丈夫!
そんなこんなのあれやこれや。
そして早くも1月も後半となっていきます。
出かけたい展示が容赦なく次々と始まっています。
見逃さないように、
ちゃんと予定立てて出かけていこうと思います。
歩いて歩いて、
作品と直に出会って向き合って、
私は私を見つけます。
そしてご無沙汰やお久しぶりな人ともお会いしたく。。。
つぎはぎな日々が続いています。
年をまたいでの展示が、お正月休みを終えて再開したり、
今年最初の展示が始まったりしているのに、
予定を立てて出かけることもできずにいます。
それでも、
夕方までは空いているという日ができたので、
それまでの時間で行けそうな展示会場を検討しました。
神保町でやっているはずのドゥシャン・カーライの展示は、
期間にまだ余裕があるはず…と思っていたものの、
念のためと確認すると、13日までとありました。
13日?
今日は何日?
13日。
じゅうさんにちぃぃいいいい?
今日、まで、やん!
というわけで、他の展示をざざざ~っとのけて、
神保町へ行く算段となりました。
ドゥシャン・カーライ「七つの大罪」
-2008年刊-を中心に版画小品展
gallery 福果 (終了) (写真はDMはがき)
gallery 福果へは何度も行ったことあるのですが、
久々の地下鉄乗車で、乗り換えの九段下であたふたし、
降りた神保町では、出る改札を探して階段を上ったり下りたり。
最寄のA7出口に出たときには息が切れてしまいました。
が、ギャラリーはそこからすぐ。
息を整える間もなく、2階へと続く階段を踏みしめて上り、
ドアを開けたら目の前にドゥシャン・カーライが、
じゃなくて、
ドゥシャン・カーライの作品が静かに並んでいました。
拝見、させていただきます。
と、息を整えながら見ようとするのですが、
気づけば息を止めている私。
小品でありながら、作品世界は緻密で広大。
一つの作品を見渡すにも時間がかかります。
そこへ一人の男性が、
息を切らす気配もなく階段を上りドアを開け、
すたすたとドゥシャン・カーライの前に立ち、
じゃなくて、
作品の前に立ち、
というか、軽く立ち止まり、
流れるように次々と見渡して行きはじめました。
私はなにげに作品から遠ざかり、
その人の流れをさえぎらず、
その人が見ている後姿越しにドゥシャン・カーライ(の作品)の全体を眺め、
その人が見終わった作品の前に再びゆっくり近寄りました。
その人が、今度はじっくり作品を見にまた戻ってくるのかと思っていましたら、
さらさらと芳名帳に記入したのち、
やはり流れるようにドアを開け出て行き、
階段を下りる足音がリズム良く響き、やがて静かになりました。
ふぅ~。
なんだかそこでやっと呼吸が落ち着きました。
そしてあらためて拝見させていただきます。
「七つの大罪」はキリスト教の用語です。
傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲
それぞれの罪を描いた作品に見入りながら、
ふと、今、読んでいる『日本書紀』についての本の中にも、
「七つの罪」について書かれていることを思い出しました。
“汝らが党族、本より七つの不可を犯せり”
(いましらがやから、もとよりななつのあしきことをおかせり)
『日本書紀』天武天皇六年、東漢直(やまとのあやのあたい)らに発せられている「七つの罪の詔勅」だそうです。
う~ん。
キリスト教の「七つの大罪」を前にして、
『日本書紀』のことを思うなんて、、、。
自分の混乱・混沌ぶりに自分でもびっくりでございました。。。
びっくりやし、
ドゥシャン・カーライの作品世界にはまだまだ近づけないし、
さっきの人のように、すらすらと眺め去ることなんかできひんわぁ~。
ふぅ~。
そんなこんなを思いながら芳名帳に記していると、
ふと、他のギャラリーのDMが目に止まりました。
その中に「上野茂都 展」を発見!
上野茂都 展 -石・紙・布による彫刻-
淡路町画廊 (~16日)
ギャラリーの人に聞けば歩いて行ける距離とのこと。
次の予定までにはまだ時間があったので、
よし!行ってみよう!と歩き出しました。
そしてたどり着いた淡路町画廊…。
ここでもびっくりなことがあり!
そして作品を見ながら、いろいろと思うことがあり。
今はまだ、つぎはぎな生活であるけれど、
私は私のままでここにいることを確認することができました。
大丈夫!
今のところ、もろもろ大丈夫!
そんなこんなのあれやこれや。
そして早くも1月も後半となっていきます。
出かけたい展示が容赦なく次々と始まっています。
見逃さないように、
ちゃんと予定立てて出かけていこうと思います。
歩いて歩いて、
作品と直に出会って向き合って、
私は私を見つけます。
そしてご無沙汰やお久しぶりな人ともお会いしたく。。。
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