イマドキの「青春」ってやつ? ― 2013年08月19日

表紙の、
爽やか笑顔の男子二人に、
これは、キラッキラ青春小説か…。
と思いつつ、
著者名「壁井ユカコ」をみて、
いや、ちょっとクセあるかも?
と、
期待して読みました。
『2.43 清陰高校男子バレー部』 壁井ユカコ
集英社 2013/7 (写真)
2.43
は、なんのことかは読んでいる途中でわかりました。
男子バレーをよく知る人にはお馴染みの数字なんでしょうね。
その数字をタイトルに持ってくるあたり、
やっぱりちょっとヒトクセあって、
表紙の二人の男子の他にも、
魅力的な登場者たちが、
それぞれのボジションで、
それぞれの「青春」というコートの中で奮闘している様子が、
やや甘ったるい科白で描かれていきます。
甘ったるい。
という印象が残りました。
登場者たちが抱えている事情や状況には、
切羽詰まった感があって、
その問題をどう乗り越えていくんやろ?
という興味が、
この小説を読ませる期待になっていたんですが、
蓋が開いてみたら、
そこそこけっこうなフォローが、
主に周囲の大人たちによってなされていることがわかり、
なんやろ、
なぁんや、
きみらの視野が狭くって、
自分で自分の世界に壁作って、
周りを振りまわしたり傷つけ合いをしていただけやないのぉ。
と思ったわけです。
それこそがまさに「青春」!
なんでしょうけれども。
大人たちの、
うますぎるポジショニングが、
心地よい「青春」のBGMとして流れていることに、
登場者の学生さんも、
おそらく、
読者となる若い人たちも、
気づかなかったりするんやろな…。
と思ったりして、
臭い科白も込みこみで、
甘ったるい感が残ったのでした。
でもそれが、
今の人たちにとっての、
魅力、なんでしょね。
イマドキの、
「青春」時代に、
乗り越える壁は、
「大人」ではないのよ。ね。
それはそれで生きづらかろう。。。
ということを考えさせてくれたので、
やはり、
この作家さんの物語はヒトクセあると思います。
次作も楽しみ。
爽やか笑顔の男子二人に、
これは、キラッキラ青春小説か…。
と思いつつ、
著者名「壁井ユカコ」をみて、
いや、ちょっとクセあるかも?
と、
期待して読みました。
『2.43 清陰高校男子バレー部』 壁井ユカコ
集英社 2013/7 (写真)
2.43
は、なんのことかは読んでいる途中でわかりました。
男子バレーをよく知る人にはお馴染みの数字なんでしょうね。
その数字をタイトルに持ってくるあたり、
やっぱりちょっとヒトクセあって、
表紙の二人の男子の他にも、
魅力的な登場者たちが、
それぞれのボジションで、
それぞれの「青春」というコートの中で奮闘している様子が、
やや甘ったるい科白で描かれていきます。
甘ったるい。
という印象が残りました。
登場者たちが抱えている事情や状況には、
切羽詰まった感があって、
その問題をどう乗り越えていくんやろ?
という興味が、
この小説を読ませる期待になっていたんですが、
蓋が開いてみたら、
そこそこけっこうなフォローが、
主に周囲の大人たちによってなされていることがわかり、
なんやろ、
なぁんや、
きみらの視野が狭くって、
自分で自分の世界に壁作って、
周りを振りまわしたり傷つけ合いをしていただけやないのぉ。
と思ったわけです。
それこそがまさに「青春」!
なんでしょうけれども。
大人たちの、
うますぎるポジショニングが、
心地よい「青春」のBGMとして流れていることに、
登場者の学生さんも、
おそらく、
読者となる若い人たちも、
気づかなかったりするんやろな…。
と思ったりして、
臭い科白も込みこみで、
甘ったるい感が残ったのでした。
でもそれが、
今の人たちにとっての、
魅力、なんでしょね。
イマドキの、
「青春」時代に、
乗り越える壁は、
「大人」ではないのよ。ね。
それはそれで生きづらかろう。。。
ということを考えさせてくれたので、
やはり、
この作家さんの物語はヒトクセあると思います。
次作も楽しみ。
最近のコメント