超!深夜2008年03月21日

上・下巻で一枚の絵!
左:『マディガンのファンタジア 上 未来からの願い』
右:『マディガンのファンタジア 下 未来への綱わたり』
     マーガレット・マーヒー/作
     山田順子/訳 佐竹美保/絵  岩波書店 2008

途中下車した場所がものっすごい楽しかったので、
深夜の部が超!深夜・・・がんばれば(へたすれば)超!早朝の部になるところでした…。
雨降りの帰り道、
新聞屋さんには明かりがともり、配達の人たちが働いていました。
ひぇええええ!
こんな時間に歩くのって~~~なぜだかうれしい~~(~◇~;)
聞かせてもらった甲斐バンドの曲が、懐かしくも切なくも胸に残り、
 “トゥットゥルル~トゥルルトゥルルルル~”と小声で歌って歩きましたよ。

そんなわけで、旅に戻るのにやや時間がかかりました。


佐竹美保の表紙絵(写真)を見ると、これはダイアナ・ウィン・ジョーンズか?とも思われ。物語もタイムトラベルにパラレルワールドと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズお得意のものと同じ。いやいや、こちらはマーヒー。と思いつつ、じゃあどこが違うんかなぁと思ったりして。で、下巻には、敵との戦いに加え、自分との戦いというテーマが前面に出てきたりするので、そのあたりがマーヒーらしいのかな。
でもちょっと長く感じました。
しつこいというかもたもたした感というか。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズと比べてしまったからか、結末にむかって予想通りの展開で加速しなかったからか。

「マーヒーは苦手」感を考えるのにはいい作品でした。


そんな読了後に一日遅れの夕刊を開いたら、
“アーサー・C・クラーク氏死去”(朝日新聞2008年3月19日夕刊)
という文字が飛び込んできました。

ひぇ!

そういえば私は、マーヒーやダイアナ・ウィン・ジョーンズよりも先に、アーサー・C・クラークの作品を読んでいました。

90歳。
そうなんだ…。

ご冥福をお祈りいたします。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック