よ、読んだ…(゜_゜) ― 2008年07月25日

左:『画本 宮澤賢治 雨ニモマケズ』 画・小林敏也 パロル舎 1991
右:『仏教のなかの男女観 原始仏教から法華経に至るジェンダー平等の思想』 植木雅俊 岩波書店 2004
『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下を訳された植木雅俊さんの本です。
タイトルに惹かれ、図書館で検索しましたが地元の区立図書館には蔵書がなく、それじゃあ購入してもらえるかも…という期待を込めてリクエスト。
待つこと数週間。
本が用意できたとの知らせにスキップ気分でカウンターへ行くと、「この図書は、都立、他区の図書館から借用したものです。」のお知らせ付き、透明ケース入りの、東京都立図書館蔵書本でした。
ということは、区では購入してもらえず。
そして、貸し出し延長不可。
しかたないので2週間の貸し出し期間中、1週間で読了の予定を立てたのですが、いろいろ忙しくて読めず…。返却日から逆算して、今日中に読了できないともう読む時間がとれない…!ということになり、昨日・今日と、まるで宿題を抱えた学生のような気分で本を開き続けました。
この本は、お茶の水女子大学で男性として初めて人文科学博士の学位を授与された論文「仏教におけるジェンダー平等の研究-『法華経』に至るインド仏教からの考察」の出版です。
といっても小難しくなく、いや、内容は難しいのですが、語られる言葉がわかりやすく、明快で、私のような仏教・宗教の超初心者にも、読み応えがありました。
タイトルにあるように仏教の男女観について考察されているのですが、「仏教」とは「法華経」とは…というところの基礎固めから始まっているので、これまで、いろんな本を読んでもピンとこなかったことのあれこれが、ああ、そういうことだったのか!とわかったような気になって、それがとても嬉しかったです。
だから、途中で読むのをあきらめたくなかったのです。
正直、あきらめて、あとは買って読むし!と思った時もあったのですが、読み進むうちに、植木ワールドにどっぷり入り込んでしまい、なんだか、謎解きを楽しみにするみたいな気分になってどんどん読むスピードが早くなっていきました。
夢中でたどり着いた「あとがき」では、思わずウルウルしてしまいましたよ…。
なんで?って思いますよね。でも、そんな本でした。
そして、日本の仏教はどうで、仏教の他に、何が影響して日本の女性観が成り立っていったのかしら…と思います。
私もその影響下で「女」として育ってきているし…。
モンダイハソコデスネ。
ところで、『雨ニモマケズ』は第7章「不軽菩薩の振舞に見る男女平等」の最後にちらっと出てきました。
ああ!ここで賢治に会えた!と思って画本もまた読んだしだいです。
右:『仏教のなかの男女観 原始仏教から法華経に至るジェンダー平等の思想』 植木雅俊 岩波書店 2004
『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下を訳された植木雅俊さんの本です。
タイトルに惹かれ、図書館で検索しましたが地元の区立図書館には蔵書がなく、それじゃあ購入してもらえるかも…という期待を込めてリクエスト。
待つこと数週間。
本が用意できたとの知らせにスキップ気分でカウンターへ行くと、「この図書は、都立、他区の図書館から借用したものです。」のお知らせ付き、透明ケース入りの、東京都立図書館蔵書本でした。
ということは、区では購入してもらえず。
そして、貸し出し延長不可。
しかたないので2週間の貸し出し期間中、1週間で読了の予定を立てたのですが、いろいろ忙しくて読めず…。返却日から逆算して、今日中に読了できないともう読む時間がとれない…!ということになり、昨日・今日と、まるで宿題を抱えた学生のような気分で本を開き続けました。
この本は、お茶の水女子大学で男性として初めて人文科学博士の学位を授与された論文「仏教におけるジェンダー平等の研究-『法華経』に至るインド仏教からの考察」の出版です。
といっても小難しくなく、いや、内容は難しいのですが、語られる言葉がわかりやすく、明快で、私のような仏教・宗教の超初心者にも、読み応えがありました。
タイトルにあるように仏教の男女観について考察されているのですが、「仏教」とは「法華経」とは…というところの基礎固めから始まっているので、これまで、いろんな本を読んでもピンとこなかったことのあれこれが、ああ、そういうことだったのか!とわかったような気になって、それがとても嬉しかったです。
だから、途中で読むのをあきらめたくなかったのです。
正直、あきらめて、あとは買って読むし!と思った時もあったのですが、読み進むうちに、植木ワールドにどっぷり入り込んでしまい、なんだか、謎解きを楽しみにするみたいな気分になってどんどん読むスピードが早くなっていきました。
夢中でたどり着いた「あとがき」では、思わずウルウルしてしまいましたよ…。
なんで?って思いますよね。でも、そんな本でした。
そして、日本の仏教はどうで、仏教の他に、何が影響して日本の女性観が成り立っていったのかしら…と思います。
私もその影響下で「女」として育ってきているし…。
モンダイハソコデスネ。
ところで、『雨ニモマケズ』は第7章「不軽菩薩の振舞に見る男女平等」の最後にちらっと出てきました。
ああ!ここで賢治に会えた!と思って画本もまた読んだしだいです。
最近のコメント