ちいさなひと ― 2010年03月25日
ジブリの新しいアニメ『借りぐらしのアリエッティ』(7/17公開)の原作は、
『床下のこびとたち』(メアリー・ノートン 岩波書店)です。
『床下のこびとたち』は「小人の冒険シリーズ」全5巻の第1巻。
岩波書店は、少年文庫版とハードカバー版のどちらも函入りセットを用意。
これから夏にかけて、ノートンさんのこびとさんが街にあふれそう…と思っていましたら、
ここにもこびとさん(というより「ちいさなひと」)をみつけました。
『引き出しの中の家』 朽木祥 ポプラ社 2010 (写真)
「花明かり」というちいさなひとの少女と人間の少女。
196*年と200*年。
それぞれの世代をつなぐ少女たちの物語です。
甘くてかわいらしい、子どものための物語なのですが、
大人の女性のみなさんにも、
「まぁ、ちょっと読んでみてみて!」とオススメしたいなぁと思いつつ読了しました。
女の子ゴコロがくすぐられます。
ドールハウス(引き出しの中の家)を作って人形遊び。
お菓子作り。
私にはあまり縁も興味もなかった女の子の暮らしですが、
私もちいさなひとに出会っていたら、
わくわくどきどき、
あれこれあれこれ、
あたふたあたふた、
と動いて、夢中になっていたにちがいなく。
それなのに、
理由も「さよなら」も伝えられずに「花明かり」の少女と別れてしまわなくてはならなかった、人間の少女(私よりやや上の世代)の気持ちを思うとせつなく、
後の物語のなかで、ぜひ再会してほしいなぁ。
私だったらぜったい会いに帰るし!と思って本を閉じたのでした。
そしてなにより気持ちがよかったのは、
「花明かり」というちいさなひとのココロモチでした。
“姿の有利に乗じて”
ちいさなひとはその小ささを有利にして、
人間と対等に向き合っています。
ところで、
我が家にも盆栽の桜があります。(物語参照)
去年は咲かなかったけれど、
今年はたくさんのつぼみがぷっくり待機中。
もうすぐ咲きそうです。
花明かりさん、いらっしゃいませんかぁ~。
夏には「アリエッティ」さんにお会いすると思いますが。。。
『床下のこびとたち』(メアリー・ノートン 岩波書店)です。
『床下のこびとたち』は「小人の冒険シリーズ」全5巻の第1巻。
岩波書店は、少年文庫版とハードカバー版のどちらも函入りセットを用意。
これから夏にかけて、ノートンさんのこびとさんが街にあふれそう…と思っていましたら、
ここにもこびとさん(というより「ちいさなひと」)をみつけました。
『引き出しの中の家』 朽木祥 ポプラ社 2010 (写真)
「花明かり」というちいさなひとの少女と人間の少女。
196*年と200*年。
それぞれの世代をつなぐ少女たちの物語です。
甘くてかわいらしい、子どものための物語なのですが、
大人の女性のみなさんにも、
「まぁ、ちょっと読んでみてみて!」とオススメしたいなぁと思いつつ読了しました。
女の子ゴコロがくすぐられます。
ドールハウス(引き出しの中の家)を作って人形遊び。
お菓子作り。
私にはあまり縁も興味もなかった女の子の暮らしですが、
私もちいさなひとに出会っていたら、
わくわくどきどき、
あれこれあれこれ、
あたふたあたふた、
と動いて、夢中になっていたにちがいなく。
それなのに、
理由も「さよなら」も伝えられずに「花明かり」の少女と別れてしまわなくてはならなかった、人間の少女(私よりやや上の世代)の気持ちを思うとせつなく、
後の物語のなかで、ぜひ再会してほしいなぁ。
私だったらぜったい会いに帰るし!と思って本を閉じたのでした。
そしてなにより気持ちがよかったのは、
「花明かり」というちいさなひとのココロモチでした。
“姿の有利に乗じて”
ちいさなひとはその小ささを有利にして、
人間と対等に向き合っています。
ところで、
我が家にも盆栽の桜があります。(物語参照)
去年は咲かなかったけれど、
今年はたくさんのつぼみがぷっくり待機中。
もうすぐ咲きそうです。
花明かりさん、いらっしゃいませんかぁ~。
夏には「アリエッティ」さんにお会いすると思いますが。。。
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