東京にいますよ2011年03月19日

普段はメールで連絡をとっている人から電話がありました。

聞けば、関西の実家に避難しているとのこと。

その人は、私が関西で暮らしていたときに出会った人で、
今はお互い東京で暮らしているというご縁があります。

原発事故不安で、家族の強い要望・指示があり、
夜逃げ状態で実家に帰ってきたと話してくれました。
それで、私が送ったメールの返信をしそびれているから、と。


私にも、東京から西へ避難することを勧めてくれた人がいました。
報道に出ない(出せない)深刻な情報を得たからと。

その情報ソースを聞いたら、
知人の知人の避難など、いくつかの実例を教えてくれました。

でもその人たちは避難せず。
仕事や家族の都合がなければ避難するけど、そうはいかないからと。

だから、
逃げることができる人は逃げて!
という心配や気遣いはありがたいことではありますが、
なんでだか、
その後はずっとしんどい思いが続いていました。

冷静に判断しなければ! 
と、強く意識しながら、私は私なりに情報を収集しました。
カメ係とも議論しました。

そして今も東京に暮らしています。


私が自分で得た情報のなかに、

“精神的に厳しい人は、気分転換、休養がてら旅行に出かける気分で東京から離れることはいいことだし必要なことです”

というアドバイスがあちらこちらにあり、
今はそれが一番重要なことだと思っています。

だから、関西の実家に帰ったその人が、
「家族みんなが安心してくれたから私も落ち着いた。」と言ったのには、ほんとうにそうやねぇ~と思いましたし、
「だからあなたも避難したら!」と言われなかったことには、とてもとても安堵しました。


そのほかにも、
私たち家族を心配して声をかけてくれる人がいます。
ほんとうに、ありがたいことです。

でもなかには、話を聞いているうちに??と感じることがあります。
ほんとうに心配なのは私のことではなくて、
ほんとうは、
あなたが自分自身に不安を抱いているのではないの?
その不安を、
私への心配に代えて安心できたふりをしようとしていない?

でも申し訳ないことに、
そのために、あなたの望むような返事をする余裕が、今の私にはないのです。

ということに気づいたから、これからの私もできそうにありません。

ということを伝えられたらいいのですけど、うまくいきません。

心からの善意で、私のことを心配していると言ってくれているのですから。



東京は、いろんな意味であいかわらず揺れています。
ときどき、また余震で揺れてる?と思ったら、揺れていたのは私だけ。ということもあるほどです。

それでもどうにかやっています。

SOSは、必要と思ったら私からちゃんと出します。
実際、遠慮なくSOSを出して助けてもらったこともありますし、
今も、今後も、
いつでもSOSを出して!と言ってもらえる人たちに支えられて、
今日もここで生活しています。

多々感謝!


そして、まったくの別件で、
東京から出かけることになるかもしれない状況があります。



予断を許さない事態はいつだってどこでだって生じるのです。

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