八王子王子2006年12月24日

『LETTERS FROM FATHER CHRISTMAS』
  J.R.R.TOLKIEN HarperCollinsPublishers (London)
This edition published by HarperCollinsPublishers 1999
First published by George Allen & Unwin 1976



JR中央線で八王子へ行ったのは初めて。

ずっと案内をいただいていながら参加したことがなかった映画会に、
初めて参加してきました。

映画は、
 
 ミヒャエル・ハネケ 『隠された記憶』


サプライズのサプライズということで、
映画のタイトルも知らされず、資料も渡されずのままに上映が始まりました。

淡々とした映像。
緊張を強いる場面展開。
意味があるようなないようなエピソード。
えええ?ここで終わるの? ………………えええええ?

というような映画でした。

上映後に資料を渡され、解説を聞き、
それを受けての感想がたくさんの人から語られました。

私は、
映画を語る言葉を持っておりません。

後の宴会で「音楽がいっさいありませんでしたね」と言うと、
気づかなかった…という返事ばかり。
おお!

人種差別とか民族運動とか、
夫婦・親子が抱える家族の問題とか、
犯人は誰? といった謎までも含んだ難解な映画でしたが、
私は、超個人的な体験とダブらせたところを追いかけて観ていました。

     嘘の告げ口


毎年、京都の清水寺で今年を表す漢字が発表されますが、
私の漢字は
          「嘘」

今年に限らず、
ここ数年、
つかれた嘘に翻弄され続けているような気がします。

最近のディープなインパクトも
嘘の告げ口によるものですしね…。
 

そんなことを、
つがれるままに日本酒を呑みながら話してしまったら、
「映画は非日常を楽しむためにあるのだから、
                     来年も来なさいね」 と。

八王子には映画王子がたくさんいらっしゃいました。

  サンタさんのような風貌のかたも………(*^_^*)