草食系なのね2010年07月19日

春先に図書館にリクエスト、
やっと順番が来て読了しました。

 『天地明察』 冲方丁 角川書店 2009/11 (写真)

お名前は、「うぶかた とう」
と読むそうです。

2010年 本屋大賞 第1位
第31回 吉川英治文学新人賞
第143回 直木賞候補作 (受賞はなりませんでした)

と、華々しいご活躍。

そういう情報を知らぬまま、
渋川春海、関孝和が登場し、
貞享暦を成す物語と知れば読まずにおれず、
図書館検索して初めて、その人気と理由を知ったのでした。

結局、何ヶ月待ったかわからないほど待ちました。

ウキウキで読み始めて気づいたのは、
これは小説。ということ。
がっつりエンターテイメント。

それで読むスタンスを変更。
物語を楽しみました。
が、
渋川春海の草食系男子ぶりには最後まで馴染めませんでした。

残念!

でもそんな主人公が、
うろたえたり自信を失くしたりの挫折を繰り返しながらも成功していく物語だからこそ、
読者を魅了するのでしょうね。


逆に、
私が、人気小説を読みきれない理由がそこにあるような気がします。


読みながら、
月星日の観測の場面に出てくる、
日時計、
子午線儀、
大象限儀。
春海が製作した、
渾天儀、
地球儀、
天球儀。
それぞれの図や挿絵があればいいのに~と思っちゃいましたよ。


でも、『天地明察』は小説やから…。
そこまで望んではいけないのでしょう。

図書館の予約待ちは本日現在853人!
区内図書館全部で39冊もの副本あり!

私が予約したときより、ずいぶん増えているじゃないですか!

明日、返却しますから、
次の人、もうしばらくお待ちくださいませ。

会って話す夏2010年07月22日

お暑ぅございます。

猛暑だ酷暑だの連日です。

この暑さのなか、
出かけた先や仕事先で、
出会った人とやたらと話し込んでいます。

ほぼ初対面の人や、
まったく初対面な人、
お久しぶりな人や、
毎度お馴染みお世話になっております、な人とも。

20年も30年も昔のことから、
2、3日前のこと、
数日先の予定や、
その先の段取りや、
あげくに、
いまだ持て余している夢や、
老後や終の棲家のことまで。

話す場所も相手もさまざまでしたし、
こんなこと話していいんですか?
と、途中で口にしたりもしましたが、
なぜだか、
みなさんがうまく話しの続きを促し聞いてくれたので、
あれあれと、
いろいろと話してしまいました。

会話し、聞いてくださった方々、ありがとうございました。

  <(_ _)>

そして、
いくつかのことが見えてきました。

たとえば、絵本、のこと。

ずっと気になり、不快にも感じている絵本が、
なぜ不快なのか、あらためて話すことができました。

そして、その絵本を良しとする人(大人)やメディアが、
なぜそれを「良し」とするのか、
またそれ以前に、
そんな絵本を出版する、その理由を知りたいと思っていましたが、
それがわかった、というより、見えてきました。

私のなかで、納得できつつある感じです。

あっ、そういうことか! と。

そして、その理由は、
もうずっとずっと考えてきた、
「子どもではなく、大人(親)の側の問題」という、
私が勝手に抱え込んできている問いの答えを、
みつけることができる「鍵」であったり「ドア」であったり、
「道しるべ」であったり、しそうなのです。

そんなこと、とっくの昔からわかっていることよ!って、
わかっている人には言われちゃうことかもしれませんが、
とりあえず、
それを自力でみつけられそうな気配に、
ちょっとわくわくしています。

それって、どういうこと? って、私に聞いてくれる人がいるのなら、
いつかどこかでお会いしてお話ししたいです。



でもその前に、
この夏はまだまだ会って話す人や話題がたくさんあります。


猛暑だ~酷暑だ~早く涼しくなってほしい~、と思うけれど、
夏はまだ始まったばかり。

この夏は、
会って話して考える夏になりそうです。




そしてまだ会えていない人とも、
いつかどこかでお目にかかれましたら。

出雲~松江~尾道2010年07月28日

そんなわけで(どんなわけかは省略)帰省してきました。
どんな帰省だったかは、てんこもりで伝えきれないので、
携帯で撮った写真のご紹介だけ。

出雲空港から乗ったバスからの景色。
空がいきなり広くなります~。
これぞ出雲の夏空!


松江の大橋館という旅館の部屋からの眺め。
大橋川で市民レガッタのレースが行われていました。
私も、学生のとき一度だけ参加しました。


暮らしているときはなんでもなかった景色が、
旅行者の目には新鮮でした。

宍道湖畔の國暉酒造。

塩見縄手から北に歩いた先にあるカネモリ醤油の醤油倉

県庁近くにある「竹島 かえれ 島と海」の看板。

翌朝は、宍道湖にむかうシジミ漁の船の音で目が覚めました。


尾道駅前から見える景色。
向島へ行き来するフェリー。

商店街の路地の向こうに見える石段。
石段に座ってスケッチしている人がいました。

「ホテレ港屋」の看板。
ほんとうは「ホテル港屋」。
この後、以外なところで話題に出てびっくり!

松江で見かけていた「鷹の爪」が、
JR西日本のマナー向上キャンペーンのポスターになっていました。
がまんしきれず尾道駅のホームで撮影。
カメ係にメール添付で送ったのに気づいてなかった…。


帰省、というよりは、
帰省にかこつけた小旅行でした。
睡眠不足もあって体調がいまひとつ。
お酒控えめにするしかなくて残念でした。

尾道の坂はハンパなかったです~(^_^;)