都営バスでレインボーブリッジを渡りました2009年07月11日

今年も、はったりかまして、
 
 「東京国際ブックフェア」 (東京ビッグサイト ~12日(日))

へ行ってきました。

今回は、児童書コーナーを後回しにして、
いきなり、
自然科学や人文・社会科学のコーナーに行きました。

わけわからないくせに、楽しいのはなぜなんでしょう。

そして手に入れたのが、

 『望遠鏡400年物語
    大望遠鏡に魅せられた男たち』 (写真)
       フレッド・ワトソン 長沢工/永山淳子 訳 地人書館 2009

地人書館 といえば、
毎年毎年「天文手帳」でお世話になっております。

そして望遠鏡 といえば、天体望遠鏡。

天体望遠鏡 といえば、数々のエピソードが浮かんでくるほど、私は子どもの頃からあこがれ、実際、自分の物を持ち運ぶ人生を送ってきたのですが、東京で暮らし始めてからは、もうぜんぜん…。
こっちで新しい望遠鏡を買ったものの、使い慣れることもなく、今は、クローゼットの奥に沈んでいるはずです。

そんな、私と望遠鏡のエピソードの一つに、高校時代の地学部での思い出があります。

高校生のとき、私は吹奏楽部がメインの部活でしたが、実は、気ままな地学部員でもありました。

入部したての1年生のとき、3年生だったか2年生だったかの男子の先輩が一人いました。
たしか、先輩はその人、一人だったと思います。
というか、他の先輩は記憶に、ない、です。

部活の活動拠点は屋上で、そこに、ちょっとした物置部屋があり…。
ああ~。どんな様子だったか思い出せません~。
が、その屋上で、先輩が一人、黙々と大きなガラスのレンズを磨いていました。
天体望遠鏡を作っているのだと教えてくれましたが、詳しいことはわからず。
それが、先輩個人の作業であったのか、地学部の活動だったのかも定かではないのですが、とにかく、磨いていました。
ガラスのレンズ。
しかもかなり大きい。
直径が30cmはあったような気がします。
そして、私には触らせてくれませんでした。
私、というか、1年の女子、には。
同じ1年生の男子(理数科の2人)には、あれこれ指示して手伝わせていたようなんですが。
それで、一度、先輩がいないときに、磨いた、という記憶はないので、とにかく触ってみたら、あとでそれが先輩にバレて、「今後レンズには絶対触るな!」と叱られてしまいました。

あれって、なんだったのかなぁ。
その後、どうなったのかも、ちっともわからず。

ただ、天気のいい日の屋上の作業台で、ガラスのレンズがキラキラと光を反射させていた様子は忘れていません。

今回、ブックフェアの会場で見つけたこの本に、
 “大望遠鏡に魅せられた男たち”
とあって、その“男たち”という言葉に、あの、先輩を思い出しました。

もちろん、ティコやガリレオやケプラー、ニュートン、ハーシェル…さんたちと、一緒にしているわけではありません。

私としては、屈折望遠鏡と、反射望遠鏡の違いが、うっすらとわかているような程度の、あいかわらずのド素人、超初心者のままなんでございますが、この本を手に入れて、かなりわくわくしています。

買えば読むのが後回しになるのはわかっているのですが~。
買っちまいました!


そして、そうそう、ブックフェア!

その後は児童書コーナーも見渡して、出ていることに気づかなかった本を何冊かチェックできました。
けれども、目当ての出版社は出展しておらず…。
それって事前に確認しておけば? と、毎年思っていることを今年も思ってしまいました。

そして、会場外でビールを一杯。

都営バスでレインボーブリッジを渡ると、なんだか仕事帰りのよう。

仕事…?
だから、仕事絡みの目当ての出版社は出展してなかったのでした…。

(V)o¥o(V)

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